ゴミ屋敷を掃除する方法とその原因
部屋が散らかりすぎると、最後にはゴミ屋敷になってしまう。
ただ散らかっているだけとはいえないレベルだ。
そのゴミ屋敷とは何なのか。
ゴミ屋敷
大量の不用品やごみが散乱し、通常の生活に支障をきたすほどに部屋や家の中が散らかっている状態のこと。このような状態の住居を「ゴミ屋敷」と呼ぶ。
ゴミ屋敷の原因として、精神的な問題やホーディング症候群などがあげられる。ゴミ屋敷は健康や安全面の問題を引き起こすことがあり、周囲の人々や家族にも悪影響を与えかねない。
ホーディング症候群とは何ですか
ホーディング症候群とは、不要なものを捨てられず、部屋や家の中に大量の物を保管し続けることが特徴的な精神疾患の一つである。
症状が進行すると、日常生活に支障をきたすようになり、家屋の中がゴミ屋敷状態になることがある。
ホーディング症候群は、物質をコントロールすることができない精神的な病態であり、誰にでも起こりうるとされている。
高齢者や孤独な人、不安や気分が落ち込んでいる人などに多く見られる、といわれている。
ゴミ屋敷を掃除するには
では、ゴミ屋敷を掃除するにはどうすればいいのだろうか。
住人の精神的な問題以外の掃除方法をみていく。
ゴミ屋敷を掃除するには、以下の手順で行うのが効果的だ。
散らかっているゴミや不用品の整理
まずは、散らかっているゴミや不用品を整理していく。使用しないものや、不要なものは捨てるか売るか寄付するなどして、部屋をスッキリとさせる。
掃除しようとしないで、とにかく捨てることだけに集中していく。捨てるべきものと、捨ててはならないものをしっかり分けていく。
部屋の掃除
整理ができたら、部屋の掃除に入る。床や壁、天井、窓、家具などを掃除機やブラシなどを使って、汚れや埃を取り除く。
消臭
ゴミ屋敷の場合、臭いが強いことがある。消臭スプレーを使用したり、部屋を十分に換気しつつ、臭いを取り除いていく。
殺菌
ゴミ屋敷には、細菌やカビが繁殖することがある。殺菌スプレーなどを使用して、部屋の消毒を行う。
改善策の検討
ゴミ屋敷の原因となった問題を解決するために、改善策を検討することも考えられる。整理整頓の習慣を身につける、定期的に掃除をするなどだ。本人が納得しなければどうしようもないことではある。口で言って治るなら、ゴミ屋敷など存在しないはずだ。
ゴミ屋敷の状態が非常に酷い場合は、便利屋など専門業者に依頼することもあるだろう。
以上は、表向きの解決策であり、どんなに金をかけようが一時的な解決にすぎない。そういえるのは、ゴミ屋敷になる原因はゴミではないからだ。
本当の原因は
ゴミ屋敷の原因は、住人の精神的な部分にあるらしい。
この原因をどうにかして除去し解決しなければまたゴミ屋敷になってしまうだろう。しかし、このような精神的な問題は治るのに時間がとにかくかかるし、原因を特定できない。
こういうとき専門家の言うことはあてにならず、認知行動療法は無効か逆効果に終わることが多い。薬物療法は精神を害するだけの結果に終わる。
ゴミ屋敷は散らかっているだけだからゴミを処分すればハイ終わり、という簡単なものではない。甘えているからひっぱり出して根性を鍛え直してやる、なんてのは浅知恵かつ論外、思考停止といってもいい。昔から失敗してきたやり口だ。ゴミ屋敷の解決は精神の問題解決に等しく、そう簡単に治るものではないだろう。