ファンヒーターが突然動かなくなった!? 原因と対策を徹底解説

ファンヒーターは、寒い日に部屋を暖かくするためによく使われる家電製品です。しかし、長期間使用していると突然動作しなくなることがある。この記事では、ファンヒーターが動かなくなる代表的な原因と、その対処法について解説する。

正しい使い方を知り、故障を未然に防ぐことで、ファンヒーターを長持ちさせられる。

代表的な故障原因

ファンヒーターが動かなくなる原因としては、大きく分けて次の3つがある。

  • モーターの故障
  • センサーの不具合
  • サーモスタットの故障

モーターの故障

  • モーターが焼けついたり壊れたりすることがある
  • モーターを交換する必要がある

ファンヒーターのモーターは、長期間の使用により焼けついたり、物理的に壊れたりすることがある。モーターが故障すると、ファンが回転しなくなる。ファンヒーターが動作しなくなる最も一般的な原因は、モーターの故障だ。

モーターが回転しない、あるいは異常な音を立てる場合は、モーター自体が故障している可能性が高い。このような症状が出た場合、モーターの交換が必要となる。一般の方が自力で交換することは難しく、電器店などの専門店に依頼するのが適切だと考えられる。故障したモーターを修理することは困難で、新品のモーターと交換する必要があります。

モーターの故障を未然に防ぐ手段は限られていますが、日頃からの手入れを怠らず、定期的な点検をすることで、ある程度の寿命を延ばすことは可能です。長期使用による摩耗は避けられませんが、大切に使用し、メンテナンスを欠かさないことが重要です。

センサーの不具合

  • 温度センサーが正常に作動しないことがある
  • センサーを掃除または交換する

ファンヒーターには温度を検知するセンサーが搭載されているが、このセンサーが正常に機能しないことがある。センサーが正確な温度を検知できなければ、設定した温度に達した際にヒーターがOFFにならないなど、温度制御に異常を来たす。このような症状は、センサー自体の故障や、ホコリなどによる汚れに起因する可能性が考えられる。

センサーの不具合が生じた場合、センサーの掃除や交換が必要となる。掃除で改善しない場合は、新品のセンサーと交換することで正常な温度制御を取り戻せる。センサーのメンテナンスは、ファンヒーターの故障を未然に防ぐ上で重要なポイントといえる。

サーモスタットの故障

  • 設定温度に到達してもヒーターが止まらないことがある
  • サーモスタットを交換する必要がある

ファンヒーターの温度調節を担うサーモスタットが故障すると、設定した温度に達してもヒーターがOFFにならないといった症状が生じる。これはサーモスタットの調節機能が正常に作動していないことを示している。サーモスタットは温度調整の要であるため、このような症状が出た際にはサーモスタットの交換が必須となる。

サーモスタットは精密な部品であるため、一般の方の自力では交換が難しい。交換作業には専門知識が必要な場合が多く、サーモスタット交換はファンヒーターのメーカー認定のサービス店に依頼するのが賢明であろう。適切にサーモスタットを交換することで、ファンヒーター本来の温度制御機能を取り戻すことができる。

シリコーンが配合されたヘアケア製品が故障の原因に

最近、シリコーンが配合されたヘアケア製品の使用とファンヒーターの故障が関連しているという指摘がなされている。シリコーン成分がファンヒーター内部に付着・蓄積することで、モーターやセンサーの動作不良を招くというのである。

シリコーンは滑らかな使用感をもたらす成分で、シャンプーやコンディショナーなどのヘアケア製品に広く配合されている。しかし、これらの製品を使用した際に発生する微細なシリコーン粒子が、ファンヒーターの吸気口から内部に入り込む可能性がある。
シリコーンの付着はセンサーや回路基板などの故障の原因となり得ることから、シリコーン含有製品の使用には注意が必要だ。ファンヒーターの手入れ時に内部のシリコーン汚れも確認し、必要に応じて清掃することが重要と思われる。

故障の確認方法

  • 動作音や温風の有無から原因を推測
  • 分解して内部の確認を行う
  • 専門店に診断を依頼する方法もある

ファンヒーターの故障の原因を特定するには、まず動作時の音や温風の有無から異常の兆候を推測する必要がある。例えば異常音の発生はモーターやファンなどの動作不良を示唆し、温風が弱い場合はヒーターに不具合が考えられる。

より詳細な故障の特定には、ファンヒーター内部の直接確認が欠かせない。カバーを外して内部を診断することで、故障部品を特定できる可能性が高い。ただし、分解には電気系の知識が求められ、一般の方には難易度が高い作業と言える。

分解・確認作業が困難な場合は、ファンヒーターのメーカー認定のサービス店など、専門知識を持つ業者に診断を依頼する方法もある。診断結果に基づき、適切な修理措置を講じることができるだろう。

シャープの故障診断ナビ

https://cs.sharp.co.jp/trouble_check/div/heater/navi_top.html

石油ファンヒーターのメーカーであるシャープでは、オンラインの故障診断ナビを提供している。これを利用することで、ユーザー自身が故障の症状に合わせて診断を行い、考えられる故障内容や対処法を知ることができる。

診断ナビでは、「風が出ない」「音がする」「異臭がする」などの故障症状を選択する。すると、その症状から想定される故障の種類と、ユーザーにできる確認事項や対処法が表示される。簡易な対処で改善しない場合は、サービスセンターへの連絡が推奨されている。

メーカーの診断ナビを活用することで、石油ファンヒーターの故障時にユーザー自身が初動対応できる可能性が高まる。その上で専門家による対処が必要か判断でき、適切なメンテナンスにつなげられるだろう。

YouTubeを参考に分解し原因を特定し修理する

ファンヒーターが点火しない、または燃焼が弱いといった症状が出た場合、YouTubeの修理動画を参考に対処する方法がある。動画では、ファンヒーターの分解手順が解説されており、内部の確認を通じて点火不良の原因を特定できる。

多くの場合、点火プラグや電極周辺にホコリや汚れが付着していることが原因として挙げられる。これらを丁寧に掃除することで、ファンヒーターの正常な点火動作を回復させることは可能である。ただし、分解には電気系の知識が必要不可欠である点に留意してほしい。

YouTubeを参考に分解修理を試みることは、難易度が高いことがある。自信のない人は無理に行わず、行うのなら作業の安全面には細心の注意が不可欠だ。

まとめ

ファンヒーターの故障を未然に防ぐには、こまめな掃除と定期的な点検が大切。ホコリが内部に溜まらないよう掃除を心がけ、点検時には異常音などがないか確認しておこう。また、本来の使用目的と異なる場所での使用は避ける必要がある。

故障した場合は早めに対処する。長期間放置すると故障が拡大し、修理費用も高額になる可能性がある。手入れと日頃のメンテナンスを積極的に行うことで、ファンヒーターを長持ちさせられるだろう。

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ARC

日記を書いています。雑記ブログということで、明確にテーマを決めているわけではありませんが、そのときに興味のあることや、日常生活で役に立つことを書いていく予定です。