TBSラジオが潰れそう

TBSラジオ昼のワイド番組を聴いていると、パーソナリティーが荒れている。低俗で不快な発言が多く、しかも異様な大声で話すのでよけい目立つ。TBSラジオは、なぜかこのような人材に力を注ぎ礼賛している始末だ。

異常な持ち上げの裏に、芸能事務所の大物でも絡んでいるのだろうか、と疑われるほどである。組織が崩壊するときには、まともな人の諫言を聞かず、どうでもいい人物を持ち上げ、周囲をイエスマンで固めて耳を塞ぎ、自画自賛を繰り返し自滅する道を歩む、というのが定番コースらしい。以前の番組の後継だと思い込んでいるリスナーは、さぞかし嫌な思いをしているだろう。元には戻らないが元に戻してくれ、と言いたくなる気持ちはわかる。

ひとりの出演者が、親と同居する人を見かけると「ブギウギする」などと発言した。差別的表現を軽く口にする態度に驚くばかりだが、これは完全にヘイトスピーチである。そのような立場の人はいくらでもいると思うが。どうも「ブギウギする」というのは、「イラっとする」という意味で使用し内輪で遊んでいるようだ。

発言の重大性に気づいたのか、当の出演者は「そういう意味じゃなくってぇ」などと、誰も何とも言ってないうちから白々しく自己フォローしたが、悪印象と虚しさだけが残った。マンガにでも影響されたのかもしれないが、このような攻撃的な発言を気軽にしてしまう出演者の意識の低さにも驚きだ。

こんなのはほんの一例で、メインMCだけでなく曜日パートナーまでもが多数の癇に障る発言を繰り返したり、無気力な態度を見せつけたりして、リスナーの気持ちを傷つけ幻滅させた。その結果、他局のハイレベルかつ快適な放送に多くのTBSラジオリスナーは避難し、癒やされていることだろう。

アナウンサーが多数在籍する放送局であるにもかかわらず、講習や指導をしていない様子だ。この放送局では、指導するという行為がハラスメントと判定されるらしいから仕方ないのだろうが、こんなに恥ずかしい放送ではリスナーに対するハラスメントである。若いリスナーを開拓したいらしいが、何歳児をターゲットにしているのだろうか。

深夜番組ならまだしも、平日昼間に3時間以上におよぶ長時間にわたり、この番組水準で続けるというのだから狂っている、としか言いようがない。スポンサーが逃げ出したり、店で放送していたら止めてくれ、と怒れたりするのも納得だ。

不毛の昼ワイド

TBS昼のワイドの時間帯は、古くから「不毛の地」だった。この時間帯で番組を成功させるのは容易ではない。TBSラジオは過去、この時間帯で数々の「ゴミ番組」を生み出してきては壊す、を繰り返した時間帯なのをゆとりスタッフは知らないらしい。酷い酷いとは言われてきたが、現在ほどは酷くはなかった。

過去には、赤江珠緒という実力者がいたことで現状を甘く見ていたのかもしれない。この時間帯で12年も番組を継続するのは常人のやることではない。単に芸人を並べれば視聴者に受け入れられる、と考えるのは誤りである。

松本ともこのストリームが、なぜこの砂漠で8年という驚異的な期間続いたかを誰も考えない。ラジオにはラジオ用の人材が必要だ。テレビで受ける人間をラジオでは求めていない。出演時間がテレビより長く編集でごまかせないために、ラジオ出演者の知的水準は、テレビのそれより高くないと耐えられない。

アホが出演すればアホが露呈するし、よくない考えを持っている出演者は隠しても無意識にポロッと吐いてしまい舌禍となる。マスコミ自体の失敗なので誰も叩かず、いつの間にかリスナーは消えていくが、数値に現れない。

ストリームでは有名テレビタレントや芸人を呼ばなかった。開始当初はだらーんとしていた印象があったが、コラムニストという人を呼ぶようになってから良くなってきた。

だからといって同じことをやろうとしても、今のスタッフにはロクなのがいないだろうから、人間を見る目もなく、マトモな人材を連れて来られるわけもない。落ちているゴミをダイヤモンドのような才能と誤解して採用してよけいめちゃくちゃにするだけだろう。

TBSラジオ番組では、テレビ局ならではの傾向がしばしば見受けられる。テレビ局だけあってテレビ用の芸能人や芸人を簡単に起用できるため、彼らを出演させがちになってしまう。しかし、彼らは話の内容に深みがなく、薄っぺらい。

元スポーツ選手の話は聞けたものではない。運がよくて来たのを自分の実力だと過去の自慢の繰り返す傾向が強い。若いのから年寄りまでこの調子でウンザリさせられる。彼らは、権力者の意向に恵まれ、言われるがままに行動し有名にしてもらっただけだからだろう。

芸人を曜日レギュラーとして出演させる傾向が目立つ。この流れの始まりは、小島慶子という元アナがMCを務めた昼の番組あたりから来ているようだが、これは番組制作の悪習だろう。それより前から、役者タレントなど有名人を呼んでは失敗を繰り返している。

単に芸人を出演させれば番組が成立する、と考えるのは勘違いである。彼らの発言は、内容が薄っぺらく期待を裏切る。寝る間もないほど忙しいのだからテレビの仕事に専念してもらい、ラジオに出演は避けてほしいものだ。

恋愛話になると大喜びして交際相手の情報を披露したり、自分語りに終始する出演者がいるが、リスナーを呆れさせるだけだ。よほどモテるようで羨ましい限りです。

日本語の発音がおかしな出演者がいる。TBSは外国の放送局、とまで言われているくらいだから仕方ないのだろう。奇声を上げたり、生意気な中学生のような口調の女性アナウンサーがいたりするが、人材が枯渇しているのがわかる。また、まともでない名前だったり、ハンドルネームの出演者もいるが、やはり名前は大事だ。

以前は12時台の番組が13時までで終了し、13時からは別の番組に切り替わるのが常識的な流れだった。しかし現在は、昼前の出演者が14時まで話し続けることになり、視聴者の気分は午後2時まで昼休み気分が続く。気分が切り替わらず違和感しかない。内容も変だが、タイムテーブルまで気持ち悪い。13時から番組が開始する、という当たり前の常識すら疑い無駄に変更し、気持ち悪くなっていくのだろう。

森本毅郎が他界した瞬間に、TBSラジオはほぼ終了するのは確実だ。荒川強啓を連れてきて、その日のニュースを10本ランキング形式で斬ってもらったほうがいいのではないか。TBSラジオを聴かない方が、リスナーの精神が安定するのではないか、との声さえ上がっている。

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ARC

日記を書いています。雑記ブログということで、明確にテーマを決めているわけではありませんが、そのときに興味のあることや、日常生活で役に立つことを書いていく予定です。