収納とクローゼットの掃除
収納とクローゼットの掃除について見ていく。
設置する位置は、昔から「乾(戌亥)の蔵」と言われているほどで、西北が最適な方位とされている。
西に倉庫とか物置があると金運アップになる。
収納はどこにでもあればいい、というわけではない。収納のおかげで窓がなく、日当たりが悪く、風通しが悪いというのでは運気が下がってしまう。
収納の位置だけでなく、収納するものにも適した方位がある。
適している方位は、押入れとかタンスは各部屋を中心にして判断する。納戸やウォークインクローゼット、物置や倉庫は家の中心から見て判断する。
いい収納
では、どんな収納が好ましいのか。
物置や倉庫は大きすぎない
物置と倉庫の大きさは母屋の1/3以下にすること。
大きすぎると、部下や従業員が主人よりも大きな顔をするという暗示になる。
整理整頓がされている
- 不用品でいっぱい
- 整理整頓されていない
- 何がどこにあるのかわからない
こんな収納は運気の低下につながる。
押し入れにカビが発生していない
湿気がたまりやすい押し入れは、カビの温床になってしまう。
いくら方位が良くても、カビが発生するのはよくない。
風通しを妨げない
押し入れ、タンス、クローゼットは、風通しを妨げないところにあるのが理想的だ。
また北東や南西など、閉塞しているのが適している方位にあるのもよい。
母屋から3メートル以上離れているといい。
収納の掃除手順
収納の掃除の一般的な手順をみていく。
不要なものは処分するか、寄付・リサイクルすることを検討する。また、使いたいものは使いやすい場所に収納する。
収納の種類に応じて、布巾や掃除機などを使って内側を清潔にする。
例えば、引き出しの仕切り、収納ボックスなどを使う。
使いたいものは使いやすい場所に、使わないものは奥深くに収納する。
必要なもの以外は、リサイクルや寄付、またはごみとして処分する。不要品を処分することで、スペースを有効活用できる。
定期的に収納の掃除を行うと苦労しないで済む。
収納と方位の関係
収納と方位の関係をおさえておこう。
北
綺麗に片付いていて、ほこりがなければ理想的。日が当たらない環境なので食品と書庫に向いている。
南西
裏鬼門にあたり、主婦、女性に関係が深い。食器や宝石を置くのにも適している。この方位の収納は整理整頓されていると家庭が落ち着く。
東
窓が欲しい場所ということで、部屋の中が湿っぽくなりがち。押入れ、クローゼットは湿気が溜まりやすい。天気のいい日に午前中に戸を開けておいて、換気をすることが大切。収納場所にするのにはもったいない。
東南
収納があるために朝日の当たる方向が塞がれる。運気が下がらないように、収納はいつもきれいにすることが大切だ。
東南の収納は、電器製品を収納するのには適している。東と同様に収納場所にするにはもったいない。
西北
一家の主を象徴する 方位で、収納場所としては最適ではある。高級品やブランド品お金をしまうのに適する。神仏にまつわるものや、先祖代々のものをしまっておくのにいい。倉庫や物置を置くのにも適している。
西
西に収納があると、部屋に西日が差し込まない。収納の扉が東向きになって湿気が溜まりにくくなる。食器、財布、お金を置くのに適している。
北東
鬼門に当たる方位になるので、収納内はいつも綺麗にしておくこと。汚れていると健康面に悪影響が出る。
南
元々は窓があるべき方位。収納場所としては最悪。ここが収納で塞がっているのは良くない。日当たり、風通しも悪く健康面だけでなく精神面にも悪い。
クローゼットの掃除
クローゼットに物を詰め込みすぎると、気の流れが悪くなって運が悪くなる。
クローゼットにものをため込んだまま放置しないようにしよう。
どんなに高価なものでも使わないのであれば、何の価値もない。
無価値なものは処分する態度は掃除の基本だ。
それでも、罪悪感で物が処分できない、ということもある。そんなときは、
- 欲しい人にあげる
- ネットオークションに出品する
- リサイクルショップで売却する
などして、他の人に使ってもらうようにすると、罪悪感も軽減できるだろう。
不要なものを処分するのは、これまでの不運を捨てて、新しい運気をつかむことを意味する。
捨てたくなったら運気がアップする前触れでもある。
何がどこにあるのか一目で分かり、しまってある服、アクセサリーの出入りが多いクローゼットは、空気の流れがいいため、いい運気が流れて運気アップする。
日頃から気分よく使えるクローゼットになるようにしていこう。
リセットする時期を決める
使ったらすぐに戻す、は整理整頓の鉄則だ。
それができない場合、時間で区切って整理する習慣をつける。
- 1日の終わりに服をクローゼットに戻す
- 週末に出しっぱなしの服を片付ける
- 1ヶ月単位で季節の服を出し入れする
- 1年単位で着ない服を処分する
こんなルールを決めておくと、クローゼットがいっぱいにならずに済む。
80%の収納
いくらきちんと整理整頓しても、パンパンに物が詰まっていれば、出すのが面倒になる。
出し入れしやすいことが、いいクローゼットの条件である。
- 使わないものは処分する
- 使用頻度の低いものは別のところにしまっておく
などの工夫をする。
支度しやすくしておく
よく着る服は取りやすい位置に置いておくこと。
普段着ている服、あまり着ない服、シーズンオフの服などは無秩序に並んでいると、出すの戻すのも時間がかかって面倒になる。
よく着る服は出しやすいところにまとめておいて、出し入れに時間がかからないようにする。支度に時間がかからないし、整理も楽だ。
3年使わないものは永遠に使わない
3年使わないものは一生使わない。
服や靴などは3年使わなければ、もう使うことはないと決めておく。
潔く処分する気持ちが大切だ。
長い年月、深い思い入れのあるものは、どうしても処分する気になれないだろう。そういうものは無理に、捨てることはない。時が来れば、捨てる気になることもある。