掃除する各部屋の特徴を俯瞰
家の中の場所には玄関やキッチン、リビングなどがある。用途によって部屋の性質が変わってくる。
どの部屋でも、整理整頓し、掃除をして清潔にしておくのが共通していて基本的な態度となる。
綺麗にしておかないと、家相的に家族に悪い影響を及ぼすことがあるので注意したい。
玄関
人と空気の出入り口になる場所の玄関は、その家の印象を決めるので大切な場所である。
人が入りにくいような玄関では幸運も入ってこない。
家族が帰ってきた時にほっとできるような雰囲気の玄関を作っていく。
明るくて、風通しを良くすることが ポイントだ。
こまめな掃除で凶作用を軽減していきたい。
キッチン
家族の生命活動の源になる料理を作る場所がキッチンだ。
水をよく使うため、清掃は大切になってくる。
気をつけるべきなのが 換気だ。生物を取り扱うので悪臭が漂いやすく、汚れがひどいので、掃除を怠りやすい。
また主婦は1日の3時間以上、キッチンにいるとまで言われている。暑くもなく寒くもない、作業にちょうどいい快適な環境を作ることが大切だ。
キッチンはこまめに掃除しないと汚れがひどくなり、大変なことになりがちだ。一度の掃除では落としきれないこともある。
次の掃除が困難にならないように、できるだけ清潔にしていこう。
リビング・ダイニングルーム
家族やゲストが集まる場所が、リビングやダイニングルームだ。
ほこりや悪臭がないことが重要だ。
ダイニングでは食事をするが、掃除が行き届いていなければ悪臭が漂いやすくなる。後に困らないようにこまめに換気をしていこう。
スッキリと片付いていて日当たりがよく、風通しが良くなっているのは理想的だ。
トイレ
トイレは排泄の場所なので、家族の健康に直結する最も大切な場所といえる。
湿気と臭いがこもりやすくて水を使用するために、家相的に悪い要素しか見当たらないが、だからといってトイレを設置しないわけにもいかない。
トイレは、換気と清掃を心がけることが大切。新築の場合、トイレの場所に気をつけることだ。
家の中央部分にトイレを配置しない方がいい。
トイレ掃除は、誰もがあまり気が乗らないからこそ進んで掃除していく。
洗浄力の強い酸性の洗剤を使用することもあるので、安全のためにも換気はしっかり行うこと。
浴室と洗面所
浴室は、1日の疲れを癒してくれて、体中の汚れを取り除いてくれる場所だ。洗面所も似たような役割になっている。
大量に水を使うので湿気がたまりやすく、カビが発生しやすいので、こまめな掃除が必要になる。
バスタブに残り湯を残さないことと、洗濯機の周りをすっきりとさせておくことが必要だ。
また、排水溝に汚れがたまりやすいので、きっちりと取り除いていくこと。
風呂や洗面所、洗濯機周辺は掃除が面倒に感じる場所だが、後で大変にならないように、風呂から出るときにこまめに掃除しておくと楽だ。
寝室
寝室は眠ることで心身の疲れを回復させてくれる。
場所1日の1/3は寝室にいると言われているくらいだから、入眠しやすく、熟睡できる環境を作り上げることを意識するべきだ。
部屋の中を綺麗に片付けることは当然で、静かで眠りやすい環境を作ること。
また、眠る時には地面に近い方が好ましいので、寝室は2階よりも1階にしたほうがいい。
書斎
書斎は、じっくりと物を考えることができる場所にしておきたい。
良い書斎は仕事運を向上させる。
整理整頓をしておいて、必要なものはすぐに取り出せるようにしておくことを意識する。
日差しが強く入り込んだりしないようにしておくことだ。
湿度の高い場所は不向きだ。
子供部屋
家相的に言うと、子供部屋の方位と、成長してからの適切な方位は異なるので注意が必要になる。
インテリアは安全性を第一に考えることが大切だ。子供の成長に応じて、壁紙は飽きのこないものを選び、 キャラクターものは避ける。
自分で掃除をしたりすることがないので、大人が見張ってあげることが大事。
和室
和室を使う場合には、こたつや縁台などを使って くつろげる空間を目指す。
畳の部屋は通気性が大事になってくるので、カーペットを敷く必要がない。日光が入ってきて、風通しがいいことがいい和室の条件になる。
窓
風通しのいい家は、幸運な家と判断できる。窓は、綺麗に清掃されていて、それなりの大きさがあることが大切。
家の中を風が流れるようにすることが大切なので、窓の位置と方位は重要な要素になってくる。
また、防犯上、窓の位置や強度についても心がけておきたい。
日頃から怠りがちな場所なので、かなりの汚れが取れて驚くかもしれない。
網戸がある場合、窓の掃除の前に外側の網戸の掃除をしたほうがいい。
内側の窓から掃除すると、網戸の汚れが窓に付着してしまう。
また、窓枠の外側から掃除することで、掃除しながら窓枠の汚れも取り除くことができる。
ただ、窓枠の外側は、高いところなら掃除がしにくく手が届かないこと珍しくない。
内側は簡単に拭けるが、外は特別な器材が必要になることもある。
窓全体を一度の掃除で済ませようとせず、窓の内側と外側の別の場所だと考えてみよう。
外側用の道具を準備して、外側だけの掃除を後日集中して行うといいだろう。
庭
庭には癒しの効果がある。身近に自然があることで心も体も落ち着く。
生垣や樹木は視線を遮ってくれたり、騒音を吸収してくれたりする。
植木や庭木の手入れをしていることで周囲の人たちとのコミュニケーションができたりする。
家相的には、庭があって悪いことはないのだが、池だけは作らない方がいい。
廊下と階段
廊下と階段は、人の移動のために使われることの他に 空気やエネルギーが流れる場所になる。
家の空気を分断しやすいので、廊下の位置には 注意をしておきたい。
階段は1階と2階を吹き抜けで接続しているようなものなので、階段の設置場所によっては、非常に大きな凶作用を及ぼすことがある。
事故防止を心がけるのが基本だ。物を置かずにこまめに掃除をしていくことだ。
天井とロフト
天井は床と平行にしておくことがいい。
傾斜のついた勾配天井はおしゃれだとしても、ないほうがおすすめ。
ロフトは荷物を置く場所であり、日常的に眠ったりしない方がいい。暑くなりやすいので、換気をできるようにしておくことが大事だ。
天井は高い場所にあるため、脚立などから落下しないように安全に注意しながら作業を行ってほしい。
体力に自信がないなら、無理して行う必要はない。
収納
適切な場所に収納があると金運がアップする、と言われている。
物を置くだけだからと、清掃・換気ができていないのはよくない。
収納するものによって適切な方位が異なる。
不用品でいっぱいになったまま放置せずに、思い切って捨てることが大切だ。
上から下に
どの部屋でも、掃除が嫌にならないために、掃除効率の向上を意識したい。
掃除がはかどるとやる気も出る。効率が悪いと嫌になってやらなくなる。
そこで、上から下に掃除をするのがおすすめだ。
上から下に掃除をすることで、上から落ちたホコリや汚れを下の掃除で一気に取れる。
逆に下から上に掃除をすると、上のほこりが下に落ちるから、再度、下を掃除するハメになる。
余計な作業を減らし、掃除時間を短縮したいなら上から下への意識がほしい。