酢を使った掃除で節約!掃除用洗剤を買わずに家中ピカピカ!

お酢を使った掃除についてみていく。

まずは酢の性質を確認する。

酢は、主に食品や調理、清掃などさまざまな目的で使用される液体。一般的に、酢は酸っぱい味と強い香りを持っている。主な成分は酢酸である。

穀物や果実を原料にした醸造酒を、酢酸菌で酢酸発酵して作る。酢酸以外には、乳酸、コハク酸、リンゴ酸、クエン酸などの有機酸類、アミノ酸、エステル類、アルコール類、糖類などを含んでいたりする。

酢は古代から存在しており、果物、穀物、お酒などを発酵・醸造して得られる。

代表的な酢の種類には以下のようなものがある。

日本料理でよく使用される米を原料として作られる米酢。りんごを原料にしたりんご酢は、健康効果があることが有名だ。
赤ワインを醸造して作られる赤ワイン酢はサラダドレッシングなどに使われ、白ワインを醸造して作られる白ワイン酢は、料理に風味を加える。
米や穀物を原料にして作られ、健康効果を持つ黒酢がある。

酢は料理に使われることが多く、ドレッシング、マリネ、ソース、調味料などの材料として広く利用されている。健康にも良い成分が含まれているため、健康飲料として飲まれることもある。

また、酢は掃除や除菌、消臭などにも利用される。

酢を使った掃除のメリット

酢を使った掃除にはメリットがある。以下に主なメリットを説明していく。

酢は天然の成分であり、環境に優しい。化学的な洗剤に比べて環境への影響が少ない、やさしい選択肢として注目されている。

酢は非常に安全な成分であり、通常の使用方法では有害な蒸気や化学物質を放出する心配がない。小さな子供やペットがいる家庭でも安心して使える。

酢には殺菌・除菌効果があり、細菌やカビの成長を抑制することができる。特にキッチンやバスルームなどの湿った場所や、カウンターやコンロの掃除に適している。

酢は脂汚れを分解する力があるため、キッチンのシンクやカウンター、調理器具などの脂汚れを効果的に落せる。

酢を希釈して使用すると、ガラスや鏡のクリーニングにも効果的。輝くような仕上がりになる。

酢の香りは揮発性が高く、臭いの原因となる菌や微生物を抑える効果がある。部屋の中の不快な臭いを取り除くのに役立つ。

酢とクエン酸の違い

お酢とクエン酸は、どちらも掃除に使われることがあるが、異なる点もある。

共通点

酸性のため、金属や石材には適さない。
酸性のため、アルカリ性の汚れに効果がある。
消臭効果があるため、トイレ掃除にも使われる。
どちらも、環境にやさしく人体に悪影響がない。

酢とクエン酸の違い

お酢は、クエン酸を含むものがあるが、酢酸が主成分である。
クエン酸はデンプンから作られる。
酢は酸っぱい匂いがするが、クエン酸は酢に比べると匂いが弱い。
洗濯槽のカビや臭いを取り除くために、洗濯機に入れて洗濯することもできる。

なぜ酢を掃除に使うのか

調味料として有名な酢を、なぜわざわざ掃除に使用するのか。

その理由は、市販されている洗剤の問題にある。

化学的に合成された洗剤が人体に与える悪影響は無視できない。

市販されている洗剤には、以下のような健康被害がある。

薬品の誤った取り扱いや暴露によって、急性中毒が起こる可能性がある。一時的な症状から重篤な健康問題に至るまで、さまざまで問題を引き起こすあ。

化学薬品の蒸気や微粒子を吸入することで、呼吸器系に影響を及ぼす場合がある。喘息、呼吸困難、慢性気管支炎などの症状が発現し、皮膚との直接接触で、かぶれ、湿疹、ただれ、かゆみなどの皮膚障害を引き起こすことがある。

アレルギーを持つ人は、さらされるとアレルギー反応が起こる可能性がある。軽度の発疹から重篤なアナフィラキシーショックまでさまざまな症状が現れる。

神経系に影響を与えることがあり、めまい、頭痛、不眠、記憶力低下などの症状を引き起こすことがある。また、長期間にわたる暴露によって、発がんリスクを増加させることもある。
排水や廃棄物として環境にも影響を及ぼし、地下水や土壌の汚染、生態系への悪影響が懸念される。

このような洗剤を使用するのは、子供も大人も関係なく、健康面からも衛生面からも、よくないのは当然である。

酢を使った掃除

酢を使った具体的な掃除をみていく。

お酢スプレーを作る

市販のスプレーボトルに、水とお酢を1:1の割合で入れてまぜあわせ、あとは洗剤と同じように汚れに吹きつける。

スプレーボトルがなければ原液のまま、汚れに直接ふりかけて使うのもアリです。

トイレ掃除

お酢は、トイレ掃除にも使える。トイレの水垢を落とすために、トイレの中にお酢を入れてしばらく放置し、ブラシでこすって流せばきれいになる。

水あか掃除

水あかはお酢と水で作ったスプレーで簡単に落とすことができる。お風呂掃除に取り入れてみてはいかがでしょうか。お酢水スプレーの作り方や、掃除方法を解説。

キッチン掃除

酢酸には、雑菌の増殖を抑える効果が期待でき、アルカリ性の性質をもつ汚れ対して効果が望める。キッチンのシンクやコンロ周りの油汚れを落とすために、お酢を使ってみてはいかがでしょうか。

床掃除

床掃除にもお酢が使える。水とお酢を1:1の割合で混ぜたものをモップに含ませて拭くと、床がピカピカになる。

洗濯

洗濯槽のカビや臭いを取り除くために、洗濯機にお酢を入れて洗濯する方法がある。また、柔軟剤の代わりにお酢を使うこともできる。

ラップで塞ぐ

汚れが取れにくいときには、酢をかけてラップをしておく。お酢が汚れにしみこんで汚れが取れやすくなる。

注意点

お酢のにおいが気になる場合は、エッセンシャルオイルやハッカ油を数滴垂らすと気になりにくくなる。

酢は酸性の液体なので、大理石や石灰岩などの石材表面や、アルミニウムなどの特定の素材には使用すると傷をつけることがあるため使わないほうが無難だ。

汚れに直接ふりかけて使うこともできるが、純粋な酢を直接使うと表面を傷つけることがあるので、適切な希釈比率と使用方法に注意すること。

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ARC

日記を書いています。雑記ブログということで、明確にテーマを決めているわけではありませんが、そのときに興味のあることや、日常生活で役に立つことを書いていく予定です。