掃除機の機能とスペック!失敗しない選び方のポイント

掃除機のスペックとは、製品の性能や機能を表す指標のこと。

適当に選んでしまいがちだが、スペックを調べつつ最適な掃除機を選びたい。

吸込仕事率

掃除機の吸込仕事率(きゅうこんしごとりつ)は、掃除機が、空気やゴミを吸い込む能力を表す指標だ。吸込仕事率は、掃除機が単位時間あたりに吸い込む空気の量や、吸い込んだ空気の圧力差などを考慮して計算される。

通常、吸込仕事率はワット(W)で表され、吸込仕事率が高いほど、掃除機はより強力に吸引し、より効率的にゴミやほこりを取り除ける。

吸込仕事率は、掃除機のモーターの出力やファンの回転数、フィルターの性能などに影響を受ける。吸込仕事率が高い掃除機は、より高い吸引力で、床やカーペットからゴミやほこりをしっかりと吸い取ることができる。

掃除機の性能は吸込仕事率だけでなく、ノズルの形状やフィルターの種類、ダスト容量など、さまざまな要素によって左右される。

吸込仕事率とは?掃除機選びで重要な理由を解説 をみてみる

掃除機の重さ

掃除機の重さは、掃除機本体の重量を指す。掃除機の重さは機種や機能によって異なる。

掃除機の重さは、使用者にとって重要な要素の一つである。軽量な掃除機は持ち運びや使用時の操作性が向上し、疲労感を軽減することができる。階段や狭い場所などでの移動や操作時には、軽い掃除機が便利である。

掃除機の重さだけで性能を判断するのは適切ではない。重い掃除機であっても、吸引力やフィルターの性能が優れていれば効果的な掃除が可能である。

掃除機の集塵方式

掃除機の集塵方式は、掃除機がゴミやほこりを取り込んで保持する方法を指す。掃除機には、以下のような主な集塵方式がある。

バッグ式集塵方式

掃除機内に取り外し可能なバッグがあり、ゴミやほこりがこのバッグに収集される。バッグは定期的に交換する必要がある。

サイクロン式集塵方式

ゴミやほこりを回転させることで遠心力を利用し、空気と分離する。重力や遠心力によってゴミが下部に集まり、ゴミ容器に収集される。ゴミ容器は掃除後に取り外して中身を捨てることができる。

水洗式集塵方式

掃除機内に水を使用してゴミやほこりを捕捉する。ゴミと水が反応し、ゴミが水に吸収されることで集塵効果が得られる。使用後は水を排水して清掃する必要がある。

これらの集塵方式は、掃除機の性能やメンテナンスのしやすさに影響を与える。

集じん容積

集じん容積は、掃除機や集じん機のゴミやほこりを収集するための容量を指す。集じん容積は、装置の設計や仕様によって異なる。

掃除機や集じん機の集じん容積が大きいほど、一度の使用で多くのゴミやほこりを収集できる。これにより、掃除作業中に容器を頻繁に空にする必要が減り、作業の効率性が向上する。

集じん容積はリットル(L)や立方センチメートル(cm³)で表される。掃除機の容積は、製品の仕様や使用目的に応じて異なる。小型の掃除機や携帯用のハンディクリーナーでは数百ミリリットルから数リットル程度の容量があり、大型の掃除機や産業用の集じん機では数リットルから数十リットル以上の容量があることがある。

集じん容積は、大規模な掃除作業や頻繁な使用が必要な場合に重要な要素となる。容積が小さい場合は、途中で容器を空にする必要があり、容積が大きい場合は作業の中断を最小限に抑えられる。

掃除機の集塵容積とはをみてみる

フィルターの性能

フィルターの性能は、掃除機の中で空気を浄化し、ゴミや微細な粒子を捕捉する能力を指す。掃除機のフィルターは、取り込んだ空気を通過させながら、ゴミやほこりを取り除き、クリーンな空気を放出する役割を果たす。

フィルターの性能は以下のような要素によって評価される。

捕集効率

フィルターがゴミやほこりをどれだけ効果的に捕集できるかを示す。高い捕集効率を持つフィルターは、微細な粒子やアレルゲン物質を効果的に捕捉できる。

微粒子除去能力

フィルターが微細な粒子をどれだけ除去できるかを示す。微粒子除去能力の高いフィルターは、PM2.5などの微細な粒子も効率的に捕集できる。

寿命とメンテナンス

フィルターの寿命やメンテナンスのしやすさも性能の一部である。長寿命で交換が容易なフィルターは、経済的で便利である。

防臭機能

一部のフィルターには、においを吸着・分解する機能がある。これにより、掃除機から放出される空気の不快な臭いを軽減することができる。

フィルターの性能が高いほど、掃除機から放出される空気はより清浄になる。アレルギー症状やほこりに敏感な人にとって、高性能なフィルターは重要な要素となる。

騒音レベル

騒音レベルは、掃除機や他の機器が作り出す音の大きさや騒音の程度を表す指標だ。掃除機の騒音レベルは、一般的にデシベル(dB)単位で表される。

騒音レベルは、掃除機のモーターやファンの回転音、空気の流れによる音など、さまざまな要素に影響を受ける。一般的には、掃除機の騒音レベルが低いほど、より静かで騒音の少ない操作が可能である。

騒音レベルは、使用者の快適性や周囲の環境への影響を評価するために重要な要素である。低い騒音レベルの掃除機は、掃除作業中に静かで快適な環境を提供する。騒音レベルが低い掃除機は、周囲の人々に与える騒音の影響を軽減することも可能である。

掃除機の騒音レベルが70 dB以下であれば比較的静かとされる。

掃除機の騒音レベルは機種やブランドによって異なるため、購入前に注意が必要である。騒音レベルに関心がある場合は、静音機能を搭載した掃除機などを選ぶ際に、製品の仕様や説明書を確認しよう。

一つの要素のみで掃除機の性能のすべてを判断するのは難しい。掃除機の性能は吸込仕事率だけでなく、ノズルの形状やフィルターの種類、ダスト容量など、さまざまな要素を考慮するべきだ。

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ARC

日記を書いています。雑記ブログということで、明確にテーマを決めているわけではありませんが、そのときに興味のあることや、日常生活で役に立つことを書いていく予定です。