大学生がChatGPTを使用してレポートを書いた際の倫理的課題

近年、AI技術の進化により、多くの人々がChatGPTを利用してさまざまな課題に取り組んでいる。しかし、その利用には倫理的な観点からの課題も存在する。本稿では、大学生がChatGPTを使用してレポートを書いたときに予想される出来事と、それに伴う倫理的な問題について述べていく。

ChatGPTを使用したレポートの経験

大学生として、研究課題の一環としてChatGPTを使用してレポートを書いた。このAIモデルは、内容の生成において多大な助けを提供してくれた。難解なトピックについての説明や、アイデアの展開に活用した。そのおかげで、効率的に文章をまとめることができた。

バレた結果

しかし、私のレポートの内容がChatGPTを使用したものであることが、教授によってバレてしまった。レポートの提出には、個人の知識や、能力を反映させることが要求されているにもかかわらず、他者の生成した文章を使用したことが問題視された。

この出来事を通じて、倫理的な側面について真剣に考えるきっかけとなった。

大学生のレポート提出の意義とは

大学生のレポート提出には多くの意義がある。

なぜ、レポートを提出しなければいけないのか。

以下に、その主なポイントを挙げていく。

学習の確認と復習
レポートは授業内容やテキストに対する理解を確認する手段である。自分が学んだことをまとめて表現することで、どれだけ内容を理解しているかを振り返り、不足している部分を発見できる。

独自のアウトプット
レポートは、自分なりの考えや、意見を表現する場でもある。学んだことを自分の言葉で整理し、その知識を具体的な形で表現することが求められる。これにより、知識を定着させることができる。

批判的思考の養成
レポートは単なる情報の整理だけでなく、批判的な思考を養う場でもある。自分の意見や考えを論理的に展開し、他の論点と比較することで、深い洞察力と分析力を養える。

研究スキルの向上
レポートを書くためには、情報収集や研究が必要となる。適切な情報源を探し、信頼性のある情報を選別する能力が向上する。これは将来の学習や仕事においても役立つスキルだ。

コミュニケーション能力の向上
レポートは、他人に自分の考えを伝えるためのコミュニケーションの手段でもある。論理的な構成や明確な表現を心がけることで、他人に伝わりやすい文章を作成するスキルを磨ける。

評価とフィードバック
レポートは評価の対象である。教授からのフィードバックを受けることで、自分の強みや改善点を把握し、次回の成長に繋げることができる。

総じて、大学生のレポート提出は学習の確認やアウトプット、批判的思考の育成など、多くの学術的スキルと思考力を養うための重要な手段だ。また、将来のキャリアや、学問の深化にも繋がる価値のある活動である。

学習する気がないのに大学に入った

学習に興味もないのに無理して大学に入るから、ChatGPTでなんとかしよう、となる。そもそも18歳かそこらで、理由もないのに学習意欲に燃えていたら、それはそれで気味が悪い。

学習意欲が受験で完全に消え失せ燃え尽きたまま、大学に入る人も珍しくはない。

学習をする気がないまま大学に進学することは、さまざまな結果をもたらす可能性がある。

学習に興味もないのに、強引に大学に進学しようとすると、ChatGPTを頼りにしよう、という考えにもなるだろう。18歳で、無理に学習意欲を燃えていたら、それはそれで気味が悪い。

学習意欲が受験勉強ですっかり消えたまま、大学に進む人も珍しくない。

学習の意欲がまるでないまま大学に進むことは、さまざまな結果を招く可能性がある。

以下に、いくつかの末路を考えてみる。

目的の欠如
大学に入学することが目的になってしまい、入学した結果、目的は達成され、入学後の目的が消滅し、学習意欲が燃え尽きることもある。

大学に進学する目的や目標が明確でないから、進路やキャリアに対する方向性が曖昧になる。将来に対するビジョンを持たないまま進学すると、不安や迷いを感じたりする。

モチベーションが低下する
自分の進路やキャリアに対する方向性が曖昧になると、勉強に意味を見い出せず、モチベーションの低下や学習意欲の減退が起こる。授業への関心が薄れ、成績が低下することも考えられる。

ストレスや不満に悩まされる
学業に対する興味が薄いまま進学し、モチベーションと学習意欲が減退し、授業や課題に対するストレスや不満が積み重なる。学業に対するネガティブな感情が日常生活に影響を及ぼす。

学業が遅れる
授業や課題に対するストレスや不満が蓄積し、学習に手を抜くことが続き、学業の遅れや知識の不足が生じることになる。進級や進路に影響を及ぼす可能性もある。

自己成長の機会を失う
学業の遅れや知識の不足が、取り返せない程度になり、ネガティブな感情に支配され、学習を諦めてしまった結果、新しい経験や知識を得る機会を逃すことにもなる。

全てがネガティブな結果になるわけではないが、この流れから抜け出すためにはChatGPTを利用して手軽にレポートを提出しよう、となるだろう。就職のために大学に入学したので、やる気が出ないのも自然だ。

倫理的課題

大学生がChatGPTを使用してレポートを書く際には、以下の倫理的な課題がある。

学業倫理への違反
ChatGPTを使用したレポートは、自身の学業倫理に反する可能性がある。他人の生成した文章を提出することは、自分自身の学習と成長を妨げることになる。

独自性の欠如
自身の知識や思考を反映しないまま、ChatGPTの生成した文章を使用することは、オリジナリティの欠如につながる可能性がある。

学習の機会損失
ChatGPTを使用してばかりで自身で調査や考察を行うことは、知識の獲得とスキルの向上の機会を逃すことになる。

学位論文やレポートに関しては、生成系AIだけを使って作成することは許可されないだろう。AIの使用を実際に検知するのは難しいため、文章の審査だけでなく、口頭試問や筆記テストなどを組み合わせて、本人自身の手によるものであるかどうか確認されることになるだろう。

ChatGPTはアイデアの展開や情報の補完に役立つが、自身の学習と成長を優先する姿勢を持つことが重要だ。ChatGPTを利用してレポートを作成することは、利益をもたらす側面もあるが、倫理的な問題も伴う。自身の学業倫理を守りつつ、個人の成長と学習に真摯に向き合うことが求められる。

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日記を書いています。雑記ブログということで、明確にテーマを決めているわけではありませんが、そのときに興味のあることや、日常生活で役に立つことを書いていく予定です。